次世代産業創造を具現化へ‐関西健康・医療創生会議を設置

 第29回日本医学会総会関連イベントである「医と健康フォーラム2015関西」は20日、大阪市内でシンポジウム「健康社会を支える医と産業の新しい連携―関西から次世代の産業創造を目指して」を開き、オール関西の産学官が連携する「関西健康・医療創生会議」を設置し、次世代産業を確実に創生していくため、各種施策を実施していくことを決めた。

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 同会議は、超高齢化時代に関西の各地域が多様性を持って自立し、関西が持つ強みを発揮して持続的な成長を遂げ、東京一極集中を是正することを目的としたもの。官学と経済界が共同して、▽医の知見を生かした新たな成長分野(ICT・街づくり、食、観光、スポーツ、ロボットなど)の健康関連産業の創出▽大学間連携、地域間連携の強化▽地域インフラの医療・教育・ICTを一体的に維持・強化――の具現化を目指す。

 この日行われたパネルディスカッションで塩野義製薬の手代木功社長は、同会議の具体的な運営方法として、「関西の経済界に一つの窓口を置いて、関西広域連合とタッグを組み、アカデミアからは各テーマごとに強みを持つ関西の医科大学・薬科大学の代表が参画する」形式を提案。「関西での医療産業創成を前に進めていかなければ、東京一極集中の解消はお題目になる」と訴えた。

 また、2月5、6日の「第53回関西財界セミナー」で決議された「生き活き関西ビジョン」に言及。アカデミアや行政から意見を踏まえ策定された同ビジョンは、▽ライフサイエンス・メディカルケア分野で世界に先駆けてイノベーションを起こす▽関連産業を巻き込んでヒトに優しいエリアに成長する▽魅力的に人や企業などを呼び込むまちづくり・インフラ構築――の3本柱で構成。これらの柱を総合連携することで、関西における“健康・医療産業発展および健康社会”の実現を目指す。

 手代木氏は、「このビジョンを確実に具現化するには、2年後、3年後の関西財界セミナーで進捗状況をきちんと確認すると共に、同会議で具体的に物事を進めていく必要がある」とした。

 さらに、「関西財界セミナーがビジョンを出してフォローしていく取り組みは非常に異例で、医学会総会2015関西とシンクロしたことがその大きな要因となっている」と指摘し、「関西で産官学連携がうまく機能してきた」ことを強調した。

 関西広域連合長の井戸敏三氏は、「同会議は、産官学連携のプラットホームの場であると受け止めている」と明言。その上で、「関西広域連合がそのプラットホームの事務的機能を果たしていきたい」と述べ、「27日に同会議の構成メンバー委員会を開き、事務局を構築する」スケジュールを明らかにした。

薬事日報より

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