visual

ご導入いただいた主な医療機器物流サービス

主な取り扱い機器

SPT
(手術準備キット)

手術用手袋

 アメリカで創業し、世界90か国で55万点以上、1兆3千億円規模の医療製品を取扱う、Medline Industries, Inc. 。その日本法人である、メドライン・ジャパン合同会社(以下、メドライン)様では、日本の医療製品に対する購買力に着目し、医療消耗品を中心に急速にその市場シェアを拡大されています。
一方で、拡大する事業に対応して、自社倉庫での物流品質・生産性の向上が大きな課題として持ち上がってきたことから、将来的な事業拡大のための基礎を固めるべく、鈴与の現場力と課題解決力を生かして医療機器物流業務の強化に取り組まれています。
今回は委託パートナーに鈴与を選ばれた背景について、
メドライン・ジャパン合同会社 代表執行役員社長 長谷川 智裕 様、同 経理・コーポレートサービス部/物流センター部 部長 西山 彰一 様
メドライン・ロジスティクス・ジャパン合同会社 愛西物流センター長代行 総務人事グループ マネジャー(兼) 小椋 瑞史 様にお話を伺いました。

二桁成長は当たり前。とにかく伸び続けることが常識の会社。

―はじめに、メドライン・ジャパンについてご紹介頂けますでしょうか

長谷川様)当社はアメリカで創業し、その日本法人として、「メドライン・ジャパン」を設立。医療製品の製造・販売事業を展開しています。取扱い医療製品は、手術用手袋から手術準備キットなど、グローバルで合わせて55万点に及びます。

 当社には「すべてはお客様のために」というお客様中心の考え方があって、それを実行する従業員も等しく大事にする、という想いを持っています。これは、創業以来家族経営でやってきたということが根底にあります。

 またどんなに会社の規模が大きくなっても、「とにかく伸び続ける、成長し続ける」ことがメドラインの常識です。毎年二桁成長、それが当たり前という価値観を持って日々取り組んでいます。そのスピード感で成長するために必要なものに対しては、思い切った投資ができる社風があります。実際に、この8年で従業員数は3倍、売上額は2倍以上になりました。とにかくチャレンジしてみる、動いてみるという発想を当社では大事にしています。

―当初、自社で物流業務を運営されることになった背景を教えてください

長谷川様)当社の戦い方の基本は、スケールメリットを活かした購買力及びトータルコストメリットの訴求にあります。その点で、医療現場で使用される消耗品が、このメリットを発揮できる分野だと考えていますし、ここが強みです。日本の市場を攻めていく上では、この分野において購買力を生かした拡大のポテンシャルが非常に高かったんです。

 日本の市場に対して、思い切った投資をしていく一方で、外資ということもあり、ムダを徹底的に洗い出して、省いていく合理的な考え方も当社の特徴だと思います。手術準備キットの自社工場、そして自社倉庫を設立し、製造からロジスティクス業務までを自社で運営するようになったのも、このような考え方が背景にありました。またその過程の中で、外部委託していた滅菌も自社対応へと今年切り替えを行いました。

自前の物流インフラが、成長に追いつかなくなった。

―そのような経緯の中で、具体的にどのような課題がありましたか

西山様)自社で倉庫を運営していくにあたっては、業務プロセスはもちろんのこと、人の運営や、教育を含めたマネジメントをゼロから構築していく必要がありました。今振り返ってみると、いわばマンパワーに頼っていた部分も少なからずあったかと思います。それでも今まではなんとかなっていました。

 先ほど申し上げました通り、当社は毎年のように二桁成長で事業規模を拡大しております。それに合わせて、ビジネスも絶えずより複雑化していっています。同様に物流もレベルを引き上げていかないといけないのですが、新しい業務が追加された場合の業務プロセスの柔軟性や、自社で構築したWMSの拡張性が低く、次第に配送の遅延などが重なってきて、正直なところ物流がお客様が望むようなサービスレベルに達していないことが大きな課題となっていました。

長谷川様)命に係わる商品を取り扱っている以上、商品の配送が遅れたり、欠品する訳にはいきません。現場ではもちろん一生懸命やっているのですが、なかなか改善の効果が現れない。ゼロからはじめていたこともあって、確固たる業務プロセスが不足していました。効率が上がらず、需要が跳ね上がると遅くまで残業することが常態化していきました。当社では、2年おきに従業員を対象とした、従業員満足度調査(ENGAGEMENT SURVEY)を行っているのですが、こういった現場の状況が、倉庫作業に従事している社員の満足度の結果にも表れてしまっていました。

「こんなに一生懸命やっていて、なかなかサービスレベルが上がらない、従業員の満足度にも影響している」という事実に直面して、それであれば思い切って委託しよう、ビジネスの成長に合わせて時間を買うつもりで倉庫マネジメント業務を委託しよう、と大きく方針転換を行いました。

市場を理解し、品質・コストなどの要望に合わせた最適解を導く鈴与の課題解決力を高く評価。

―そのような経緯の中で、物流マネジメント業務委託先に鈴与をご検討頂いた理由をお聞かせ頂けますでしょうか

長谷川様)当社はカルチャーを非常に大事にしているのですが、鈴与さんと当社のミッションや理念、カルチャーが似ていると思ったことが関係性構築の出発点になりました。企業利益のためだけでなく、社会や従業員のために活動していくという鈴与さんの「共生(ともいき)」のコンセプトに、当社との共通性を感じました。
我々の行動指針の中にある、「やってみよう」、「小さなことからコツコツと」、外資ならではの「抜け出す発想」といった部分も、鈴与さんの挑戦する姿勢に似た文化を感じました。両社にカルチャーとして近いものがあれば、シナジーが生かせると直感的に思いましたね。

―ありがとうございます。では、実際に委託するに至った決め手はどんなところにありましたか

西山様)外資系の企業は、日本の市場特性や、要求される品質に対応することが非常に苦労するところなのですが、その市場特性を理解し、且つ品質を担保した上で、包装・検品などの業務を当社の要望にあわせて柔軟に提案・対応して頂けたこと。それでいてコストメリットが出ていたこと。ここが評価したポイントです。

 それまでに、いくつかのビジネスでご一緒して、実際に鈴与さんとのマッチングの良さも感じましたし、お互いの信頼感も醸成されてきたので、大きい仕事もお願いしてみようと思いました。

今後とも当社が安心して成長し続けるための、安全性・品質・生産性が担保できた。

―実際に鈴与に物流業務を移管したことで享受されたメリットや、評価についてお聞かせください

長谷川様)とにかく伸び続けることを考えている当社としては、マンパワーに頼り切りの物流では、必ず限界がくる。物流が成長の足を引っ張ってしまう。これを何としても仕組みで解決していく必要があり、鈴与さんがお持ちの業務プロセスの標準化、IT化といった現場力、そしてそれを支える教育体制と継続的改善の文化を活用したかった。

結果、鈴与さんへの委託で、「安全」、「品質」、「生産性」が担保できたと感じています。

小椋様)「安全」の面でいうと、具体的には鈴与さんの組織力を生かした他拠点事例の水平展開や作業員教育・トレーニングの仕組みなどがあります。鈴与さんの確固たる現場力を根底とした、教育力、改善力があるので、作業の安全性には信頼を置いてます。事故の発生を想定して、様々な視点から同じ事故が二度と起きないための対策を講じる綿密なプロセスも、様々な人間力が秀でていることによる組織力を持つ鈴与さんに委託したからこそのものだと感じています。

西山様)「品質」の面でも同様に、鈴与さんの組織力を活用した提案を非常に頼もしく感じています。例えば、先日配送に関する課題をお伝えしたところ、鈴与さんの全国の拠点をうまく活用し、且つコストメリットのある提案をすぐにご提示いただけました。我々医療機器メーカーにとって、欠品は致命的であり、“配送”は品質に大きく関係する部分なのですが、鈴与さんにマネジメントをお任せしてからは、こういった形で柔軟な提案・対応をしていただいており、我々の品質向上に寄与頂いていると感じています。

長谷川様)最後に「生産性」の面ですが、特に実感したのが、需要が一気に増える時期の対応力です。昨年、一昨年まではその時期になると、どうしても「人が足りない」「残業をしないと対応できない」という要望が常に挙がっていて、実際22時まで倉庫が稼働する日もありました。けれども、鈴与さんにマネジメント業務を委託をしてからは、物量を予測し、計画的に人員を配置することができるようになり、「人が足りない」という話は挙がってこなくなりました。長期連休前の繁忙期でも、定時内に業務が終わるので、「これはすごい」と思いましたね。これは品質だけでなく、生産性が上がっているが故の成果であることを実感しました。

 もう一つ特筆すべき点として、この秋に切り替えを予定しているWMSについてです。これまで我々が使用していたWMSから、鈴与さんのWMS「Cargo Master(*)」へとシステムの切り替えを予定しています。より拡張性が高く、庫内オペレーションの効率化を実現できるシステムになりますので、さらなる生産性の向上を期待しています。

*Cargo Master:入荷から出荷・配送までを一元管理する鈴与の自社開発WMS。柔軟な拡張性を持ち、お客様のビジネス特性に合わせたカスタマイズが可能で、これまで延べ2,800社の運用実績を持つ。

物流を強みに変え、更に成長を加速させていく。

―今後鈴与にどんなことを期待されていますか

長谷川様)先ほど申しました新たなWMSを導入することで、さらに「物流」を強みに持ちながら成長を加速していきたいと考えています。“システムの入れ替え”といった大きな変更の前は、以前はとても不安に感じていたのですが、今回は鈴与さんに委託するので、絶大な安心感がありますね。

 今後も当社が常に成長し続けていく中では、遠くない将来、倉庫の拡張についても検討する必要があると考えております。加えて、お互いに進めていきたいと考えている事業もある中、今後とも鈴与さんとは良きパートナーとして、ともに歩んでいきたいと考えています。

―当社も気が引き締まる思いです。今後ともよろしくお願いいたします
本日はありがとうございました。
会社名:メドライン・ジャパン合同会社
事業内容:医療機器の製造・販売
設立:1999年11月
本社:東京都文京区小石川1-4-1 住友不動産後楽園ビル15F
HP:https://www.medline.co.jp/

そのほかの活用事例をみる

example

“滅菌商品の「洗浄工程」はとにかく大変。
鈴与さんの迅速で親身なサポートがなければ、
滅菌商品に挑戦できなかったと思います。”

取り扱い医療機器:整形インプラント(脊椎固定システム)

株式会社 田中医科器械製作所


その他サービス

受付:
9:00〜18:00 (土・日・祝祭日除く)
担当:大石・吉崎


鈴与の医療機器物流では医療機器に関わるあらゆる物流付帯業務に対応いたします。具体的な業務内容は、医療機器の製造・開発段階のサポートから各種試験・バリデーション、クリーンルームでの製造作業(医療機器の組立・キット化・一次包装)、滅菌サポート、包装表示などの製造作業、在庫管理・保管、配送センター運営に至るまで、医療機器に関わる様々なお困りごとに対してサービスを提供いたします。医療機器にかかわる作業はすべて改正薬事法(薬機法)に対応したセンターで実施いたします。また、医療機器における品質マネジメントシステムの国際規格であるISO13485:2016取得済みのセンターもございます。取扱い可能医療機器はクラスⅠからクラスⅣまで、種類を問わず対応可能です。これから医療機器の製造を検討されている方も、既に医療機器の取り扱いがあり委託先を探している方も、まずは一度お問い合わせください。医療機器の専門スタッフがお客様のご要望・ご相談に対応いたします。

お役立ち資料ダウンロード
フリーダイヤル 0120-998-094
9:00〜18:00 (土・日・祝祭日除く)
お問い合わせはこちら
お見積・資料請求はこちら