検体測定室の実態把握へ‐指針遵守状況を自己点検

薬局で不適切な衛生管理


 厚生労働省は、薬局等で血糖自己測定等の簡易検査を行う場合に参照する「検体測定室に関するガイドライン」を遵守できているかどうか、自己点検するよう薬局等の管理運営責任者に通知した。一部の薬局等で明確に区分された個室が確保されず、飛沫感染防止の面で不十分な事例が見られたことから、感染防止等の衛生管理を徹底するよう促すと共に、自己点検によって検体測定室の運営実態を把握する。来月30日までに厚労省への報告を求めている。


 検体測定室事業は、4月のガイドライン公表後、薬局等の取り組みが拡大。これまで厚労省医政局地域医療計画課医療関連サービス室には690件の届け出があったが、一部の検体測定室で血糖値の測定に当たって、全体がディスポーザブルとなっている穿刺器具ではなく、使い捨ての穿刺針だけを繰り返し装着する穿刺器具を用いている事例が発覚した。

 厚労省は、自己血糖測定器の穿刺針を1回だけしか使用できないように、全体が使い捨てられる穿刺器具の使用を徹底するよう要請。穿刺針だけを取り替え、複数の利用者が穿刺器具を共用することを避けるため、感染防止の観点から厳格な取り扱いを求めた。

 また、薬局等において、検体測定室が商品の陳列棚と一体化した場所に設置され、清潔が保持できるような広さと高さが十分でない衝立で区別されている事例も見られたため、飛沫感染を防ぐ観点から、明確に区別された個室等を確保するよう改めて要請した。個室化が難しい場合には、陳列棚とは別の場所に固定された衝立を設置し、清潔が保たれるよう検査を行うための十分な場所を確保するよう促した。

 こうした事態を受け、厚労省は、改めて検体測定室における衛生管理の徹底を図ると共に、検体測定室の運営責任者に対する自己点検を実施し、ガイドラインが遵守されているかどうかを把握することにした。

 自己点検では、穿刺器具の使用現物や検体測定室を他の場所と明確に区別する衝立、パーテーション、検体測定室の全景、薬局で検体測定室を実施している場合は薬局内の全景について、写真を別紙に貼付することを求め、検体測定室を明確に区別し、十分な感染防止策が取られているかどうか確認する。

 自己点検の結果については、11月30日までに厚労省への報告を求めており、「まず検体測定室の運営実態を把握したい」(医療関連サービス室)としている。

薬事日報より

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