日系企業の中国進出後押し‐益新、ヘルスケア分野の専門商社に

 CRO大手「イーピーエス」は、国内医療機器メーカーや製薬企業の中国進出を後押しする。5月29日の事業説明会で厳浩会長は、中国子会社「益新」について、「ヘルスケア分野で日中間をつなぐ専門商社になる」と強調した。

 イーピーエスは、国内のCRO・SMO・CSO事業、海外の臨床開発を支援する「グローバル・リサーチ」事業、益新の中国事業と幅広く展開している。中でも、CRO事業とは異質のビジネスモデルである益新は、昨年10月に東京を拠点とする「EPS益新」を立ち上げ、日本から中国事業を統括する体制をスタートさせた。

 中国では、急速な少子高齢化を背景に、ヘルスケア領域への投資がますます進むとみられる。日本企業は、中国市場に攻勢をかけながらも、現地化された事業が要求され、それを突破できていないのが現状。イーピーエスグループが中国で築いてきた経験を土台に、「ヘルスケアの専門商社」として、事業参入段階から支援を強化する。

 具体的には、日本企業のニーズに対して、▽コンサルテーション▽プロジェクトベースの協業▽マイナー出資▽メジャー出資――の四段階で支援を行う。

 先行しているのが医療機器事業。日系企業から製品を導入し、中国の医療機関に販売するモデルを構築。現状の売上高30億円から100億円規模に拡大する。

 日立メディコからレントゲン撮影機、コニカミノルタから医療フイルムを導入し、中国の広い地域をカバーする連結子会社の「益通」が販売している。今後は、現地でデジタルレントゲン撮影機のOEM生産のほか、自社ブランド製品の製造までも手がける。

 一方、医薬品事業については、「リスクを限定した上でリターンを求めていく」として、イーピーエスの持分比率が低い合弁会社のもとで、GE薬の研究開発や創薬などの事業基盤を確立する。約34%出資している国内製薬ベンチャー「ジーエヌアイ」との中国合弁会社「GEP」は、創薬事業に取り組んでおり、肝線維症などを目標適応症とした「F351」が第I相試験段階、複数品目が臨床試験開始に向けたIND段階にある。

 厳氏は、「イーピーエスから益新への投資を今期で終わりにし、独立独歩の経営メカニズムを確立したい」と述べた。

薬事日報より

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