数字で見る受託製造‐製造額は国産の1/3、受託費8000億円規模

薬事法で2005年4月に製販が分離されて以降、製造アウトソーシングが拡大し、今や医薬品の製造は、国産製剤の3分の1を受託製造が担う時代になった。

 厚生労働省の「薬事工業生産動態統計」によると、直近2012年の医薬品国内生産額は、子会社を含めた製薬企業による自社製造が前年と概ね同水準の3兆4796億円であるのに対し、外部への委託製造が1・9%増の1兆8130億円となっている。

 都道府県別の委託製造額は、トップが富山の3354億円で、静岡の2132億円、東京の2129億円と続く。

 また、原末、原液、製剤原料を輸入して国内で最終製品にするケースは、製薬企業の自社製造が5・5%減の8828億円に対し、委託製造が横ばいの8013億円で、自社製造と委託製造が同程度になりつつある。

 このほか、最終製品を輸入して国内で小分け包装だけを行っているケースは自社が1兆9354億円、委託が8820億円で、いずれも増加しているが、伸び率は自社4・3%、委託30・6%と委託の伸びが顕著であることが分かる。

 一方、委受託を実施する事業所数や受託額からもアウトソーシングの進展が見て取れる。

 委託製造を活用した製販事業所は12年が月平均185カ所で、06年の1・6倍に達する。受託事業所も順調に増え、12年は06年の1・8倍の361カ所だった。都道府県別の受託事業所数の上位は富山38カ所、大阪24カ所、埼玉20カ所となっている。月報の最新数値である13年11月では、委託が199カ所、受託が373カ所と、さらなる進展がうかがえる。

 製造手数料にあたる受託費は、09年まで順調に拡大して10年に一旦落ち込んだものの、ここ2年は再び増加を続け、12年は過去最高の7908億円となり、06年の1・5倍強まで成長している。

薬事日報より

受付:平日9:00-18:00  担当:福井・大石

  • ISO認証・取得ライセンス一覧
  • 医療・化粧品物流ブログ
  • 医療・化粧品物流用語集
フリーダイヤル 0120-998-094
お気軽にお問い合わせください! 平日 9:00 - 18:00 担当:福井・大石
お問い合わせはこちら
お見積・資料請求はこちら