13年の医薬部外品市場は0.4%減‐美白ケアは微減、育毛ケアは好調

富士経済が調査

 総合マーケティングの富士経済(東京中央区)は、国内の医薬部外品市場の調査結果を、報告書「医薬部外品マーケティング要覧2014」 にまとめたが、これによると13年の市場は1兆0785億円、前年比0・4%減の見込みで、化粧品類や医薬品との競合激化傾向も一部に うかがわれる。同社では昨年9月から12月にかけて、日本の薬事法に定められた医薬部外品の化粧品やトイレタリーグッズ、そして指定医薬部外品 などの国内市場を調査したもの。なお、13年の市場規模については、12月までの調査結果に基づくため、暫定値としている。


 今回の調査では、医薬部外品と関連性の強い化粧品類、医薬品(一般用・医療用)の各領域で横断的に形成される“機能別市場”も明らかに しているのが特徴。13年の医薬部外品市場は、多くの品目が縮小したものの、薬用ベースメイク、薬用ヘアケア・スカルプケア、薬用オーラルケア などが拡大し、減少幅は小幅にとどまった。

 「薬用ベースメイク」は、美白やアクネケアなど“スキンケア効果”を前面に押し出したアイテムの増加によって09年より急拡大しており、12年には 100億円を突破した。「薬用ヘアケア・スカルプケア」は、男性用シャンプーが引き続き牽引し、「薬用オーラルケア」は、歯周病予防などの機能を 訴求した高価格歯磨剤の需要増と共に、今後も拡大を続けると予測した。

 一方、スキンケアやボディケア、ヘアケア(スカルプケア)では、「機能を訴求した商品は医薬部外品にとどまらず、薬用成分を含まない化粧品類や 一般用医薬品など、薬事区分の領域をまたいだ競合が強まっている」と指摘。新たに「保湿フェイスケア」「美白ケア」「エイジングケア」「アクネケア」 「育毛ケア」など、機能別市場についても明らかにした。

 「美白ケア」の13年市場は2174億円(前年比2・0%減)。同分野は医薬部外品を主力に、化粧品類、一般用医薬品があるが、医薬部外品と化粧品類 の合算では、スキンケアの比率が9割以上を占める。このうち医薬部外品については、昨年にスキンケアで自主回収があり、前年比2・3%減の1998 億円となった。

 「アクネケア」の13年市場は326億円(2・2%増)。「プロアクティブ」の登場以降、医薬部外品が牽引し市場の7割弱を占めており、中でもスキン ケアの比率が圧倒的に高く9割以上を占める。このうち医薬部外品については、1・4%増の217億円となった。

 「育毛ケア」の13年市場は871億円(5・3%増)。同分野は育毛剤・育毛トニック、育毛シャンプー・リンスなどの医薬部外品が市場の6割以上を占め、 一般用医薬品の育毛剤、医療用医薬品の男性型脱毛症治療剤がそれぞれ2割弱を占める。このうち医薬部外品については、「スカルプD」のヒット以降、育毛を 訴求した男性向けシャンプー・リンスが相次いで投入され、女性用でも育毛剤やスカルプケア訴求のシャンプー・リンスが好調なことから08年から拡大を続けて おり、13年も7・3%増の573億円となっている。

 育毛ケア市場に関しては、医薬部外品が牽引しながら、一般用医薬品では12年末に大正製薬から発売された「リアップジェット」がヒットし、医療用医薬品 では「プロペシア」を展開するMSDが、薄毛の通院治療を啓発するTVCMを継続的に投下していることもあって13年も拡大しており、今後も注目される分野といえる。

薬事日報より

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