鈴与の医療機器物流ブログ
~医療機器物流・製造に関する最新情報をお届け致します~医療機器物流の管理で必要なシステム
2021年11月29日(月)
こんにちは、鈴与の医療機器トータルアウトソーシングサービスの吉崎です。
今回は、医療機器物流を管理する上で必要な倉庫管理システムについてのブログです。
医療機器の物流情報を管理するためには、どのような倉庫管理システムが必要なのでしょうか。
倉庫管理システムとは
そもそも「倉庫管理システム」とは、倉庫や物流センターにおける入出庫や在庫を管理するシステムで、
英語ではWarehouse Management System、略してWMSと呼ばれています。
倉庫管理システムは在庫管理システムとどう違うのか、と思われる方も多いと思います。
在庫管理システムは適正な在庫を正確に把握するためのシステムですが、
倉庫管理システムは在庫管理のみならず、入出庫やピッキング、検品、梱包、など倉庫内の業務を管理・効率化するためのシステムとなります。
つまり、倉庫管理システムは、倉庫内の物流作業を管理し、物流の効率と正確性を向上させるための仕組みとも言えます。
医療機器物流の倉庫管理システムにおけるポイント
医療機器物流の管理における倉庫管理システムのポイントは、大きく2つあると考えます。
1つ目は正確な在庫管理、2つ目はトレーサビリティ管理です。
①正確な在庫管理
医療機器はロット番号やシリアル番号、有効期限など、一般商品と異なり管理する項目が多くありますので、
各製品ごとの在庫数量を正確に管理することに加えて、ロットごとの在庫数量の管理、シリアル番号や有効期限の管理、等が必須となります。
また、医療機器物流で特長となるのは、製品がどの業態の在庫で、どのようなステータスにあるのか、を管理しなくてはならないという点です。
業態においては医療機器製造業/医療機器販売業の在庫を別々に管理する必要がありますし、
医療機器製造業下においては、出荷判定前と出荷判定後の製品が存在しますので、それらが分かるように管理しないと出荷判定前の製品を出荷してしまうという大きな誤出荷にもつながってしまいます。
出荷判定前/出荷判定後の製品を、保管する場所を分けて管理することもできますが、
誤って出荷してしまう可能性をなくすにはそれらのステータスをシステム上で管理することが重要なのです。
また、誤出荷等の出荷ミスをなくすためには出荷時の検品システムがWMSに備わっているとより良いでしょう。
②トレーサビリティ管理
薬機法において、医療機器の安全性やリスク管理のために、トレーサビリティ管理が義務付けられています。
医療機器製造販売業者様は、市場出荷判定された製品について、どのロット/シリアルの製品がいつ、どこに出荷されたのかというトレーサビリティ管理ができていないといけません。
万が一回収等が起こった際に、しっかりトレーサビリティ管理ができていないと安全性やリスク管理をすることができなくなってしまいます。
鈴与の倉庫管理システムの特長
鈴与では、独自で開発した倉庫管理システム(Suzuyo Cargo Master)を全国の物流センターで活用しております。
鈴与の倉庫管理システムの特長は、大きく4つあります。
1) 自社開発したWMS:鈴与のグループ会社であるシステム会社とともに開発
2) 精度の高い在庫管理:出荷精度99.997%、ロットや属性(ステータス)など20種類の管理項目を設定可、スマートデバイスとの連携でバーコード検品機能あり
3) 豊富な導入実績あり:1,000社以上のお客様で活用いただいている
4) リアルタイムで情報把握可能:インターネット上でリアルタイムに在庫状況を確認できるシステムも保有、情報共有が効率化できる
このように、鈴与の倉庫管理システムは、正確で迅速な物流サービスを実現するための基本機能が備わっており、豊富な導入実績があります。
お客様が抱える様々な”課題”に対して、システム面からのアプローチによるソリューションをご提供致しますので、
特に在庫管理などのシステム面で課題をお持ちの方は、ぜひ一度鈴与にご相談ください。
▼鈴与の医療機器物流の強みとは?
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鈴与株式会社 メディカルロジスティクス事業部 吉崎
愛知県出身。入社後、海貨事業・国際物流の分野において、輸送機器メーカー様の製品を世界各地へ輸出する、輸出手配のサポートや通関業務に携わる。その後、異分野である当部署へ異動し、医療機器物流の営業担当として活動。
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