物流拠点補完の新センター竣工‐介護用品の供給支援機能も

大木は、埼玉県鴻巣市の新東京物流センター敷地内に建設していた「セントラルロジスティックセンター」が完成したことから、7日に多数の取引先関係者を同所に迎え、竣工披露式を行った。同センターは延べ床面積約4022坪で、総投資額約10億円をかけた。流通在庫効率化のほか、新たに立ち上げた快適生活用品事業部での介護用品供給のバックヤード機能等を主とし、同一敷地内で稼働中の新東京物流第一・第二センターの後方支援的役割を担っていく。


 同社の物流は、全国各地の主要な拠点であるGDC(ゼネラル・ディストリビューション・センター、汎用センター)と、得意先の物流センターに隣接させたFDC(フロント・ディストリビューション・センター)等を有しており、卸業界のJGSP基準をクリアした品質管理が徹底され、得意先の多品種少量・高頻度の受注に対しても高い精度の物流品質を提供している。

 今回、新たにGDCとFDCを補完するセントラルロジスティックセンター(CLC)が完成したことで、「需要創造型の新たなカテゴリーにチャレンジすることが可能となった。これらの仕組みと全国ネットワークで、期待される中間流通業、流通コストのナショナルミニマムを実現していきたい」(松井秀夫会長兼社長)とする。

 CLCは屋上スペースを利用して太陽光発電パネルを設置。庫内はLED照明採用による電力・CO2削減など、環境に配慮した構造となっている。また、災害用自家発電機能も備え、災害等による停電時には自動かつ速やかに緊急発電を開始する。これにより、新東京物流センター全館(新館および既存3棟)のシステム系や照明、空調機器の稼働環境を作り出し、継続的な医薬品供給体制を維持する。

 1階の「流通在庫効率化対象商品センター」では、メーカーの発注単位に満たない商品・低回転商品を一括発注し、在庫の削減と共に全国各物流センターへ供給する。「店頭にも行かない流通在庫が倉庫の段階で返品されるのは、メーカー側として堪えられないことと考える。こうした出荷単位に満たない商品について、ここが全国のFDC用の倉庫、いわば“倉庫用の倉庫”という重要な役割を持つ」(松井氏)

このほか1階は、一般店をフォローするID事業部の専用センター、C&V(化粧品・日用品・バラエティ用品)事業部の専用センター、物流を受託する薬粧ボランタリーチェーンのAJD用センターなどがあり、2階は全てケア用品ドットコムシステム(介護用品の店頭支援システム)における介護用品倉庫とし、実際の介護用品を展示・体験できるショールームも備えた。

 大木では、「介護用品を取り扱いたい」「展開スペースがない」など、小売側の悩みを解決するため、ケア用品ドットコムシステムをスタートさせている。目的の介護用品を求めて来店した客に、店頭のパソコン(ケア用品ドットコムシステム)でお取り寄せ発注し、印刷した受注確定書を客に渡す。入荷から通常7日以内に店に納品され、商品の到着案内を受けた客が来店し、代金と送料の精算をするという仕組み。取り扱い介護用品は約3500アイテムで、新商品や情報は順次追加される。

 松井氏は「本来は介護用品は店頭でやってもらいたいが、面積の制限や回転の悪さなどで、なかなか難しいのが現状。同システムは在庫リスクの低減、お客様の再来店の機会メイク、さらにはコミュニケーションのツールとして、店頭を支援するもの。2階の2000坪は、全国のドラッグストア、薬局・薬店のバックヤード機能としての活用を期待している」とする。

薬事日報より

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