多彩な機能性素材が注目‐盛況示した「食品開発展」

先頃、都内で開かれた「食品開発展2013」(UBMメディアの主催)は、国内外から食品素材・製造技術・品質管理技術の主要企業約600社が出展し、3日間の会期中は4万人を超える来場者で盛況を見せた。

 今回の展示会で、東洋新薬(本社福岡市)は、健康食品・化粧品・医薬品の受託製造から商品企画・マーケティングまで、総合受託ODMメーカーであることを広く紹介し、黒ショウガ、フラバンジェノールといった同社の高機能素材の研究成果に注目が集まった。

 黒ショウガは、タイやラオスで栽培されるショウガ科バンウコン属の植物。同社では、滋養強壮や冷え症改善などの伝承効果に着目して開発を進めた結果、褐色脂肪を活性化させて脂肪の代謝を高めることが分かった。黒ショウガに含まれる「ポリメトキシフラボノイド」という特徴的な成分が褐色脂肪に働きかけ、その結果、脂肪代謝の亢進が期待できるという。

 同社ではこれまでも、動物試験において体脂肪蓄積抑制作用、体温低下抑制作用、褐色脂肪組織の交感神経活動活性化作用などを確認しているが、さらに北海道大学の斉藤昌之名誉教授らとの共同研究で、黒ショウガ摂取によるエネルギー消費量増加作用を臨床試験で確認しており、今後のさらなる検証が期待される。

 このほか、仏南西部ランド地方を主体に植林された海岸松の樹皮から抽出される、東洋新薬の独自素材である「フラバンジェノール」について、ステロイド外用療法で生じる皮下出血・皮膚萎縮などの副作用が軽減される可能性があることが臨床試験で示されたこと、マメ科のつる性植物の葛の花部から抽出される「葛の花エキス」で、非アルコール性脂肪肝の発症抑制作用が確認された新たな知見などが、注目を集めた。

 一方、トレハロースの製造販売を行う林原(岡山市)は、毎年10月8日を「トレハロースの日」とすることを日本記念日協会から先頃、正式に登録されたが、このPR活動の第1歩として同社ブースにおいて、各種食品素材の紹介と共に、「トレハロースの日」の登録証も展示した。

 トレハロースは非還元性の二糖で、自然界にはキノコ類や海藻などに含まれている。同社では酵素糖化法により、澱粉からトレハロースの安価・大量生産を可能にした。甘味度は砂糖の38%で、スッキリした甘さが特徴。同社では、高純度トレハロース(トレハロース98・0%以上)を「トレハ」の商品名で販売している。澱粉の老化防止、蛋白質の安定化など優れた物性機能を有しており、加工食品の食感向上や味覚改善の目的で多くの食品に利用されており、ブースでも多くの食品メーカー関係者が詰めかけた。

薬事日報より

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