「備えあれば憂いなし」啓発を‐災害時に向け常備薬など重要に

パナソニックが7月に行った「防災意識に関する調査」(東京圏、関西圏に居住する1040人を対象にWebで実施)によれば、「大震災がまた近いうちに必ず起こる」と回答した人が45.8%と半数近くある一方で、2人に1人が防災への意識が東日本大震災直後に比べて、徐々に薄れてきていると回答。また、7割以上の人が「災害への備えが不十分」としていた。“喉元過ぎれば熱さを忘れる”にならないよう、日頃から防災用品、救急箱をチェックし、非常時の備蓄を促すための、積極的な店頭提案が望まれるところだ。

使用方法含め衛生用品を提案

非常時に向け「常備薬」の備えをアピール(大木の提案会) 医薬品卸の大木は、先頃都内で秋冬用カテゴリー提案商談会を開催したが、この中で総務省消防庁や内閣府が選定した災害時の非常持ち出し品リストなども例に、「常備品」の棚割提案例を紹介した。また、各種アンケート調査から、家庭に常備している薬のランキングも示し、災害時などで必要な常備薬をピックアップし、「備えあれば憂いなし」などをうたったコーナー展開を推奨した。

 さらに、「衛生用品の正しい使用方法が意外と知られていない」(同社)として、例えばリント布、T字帯、眼帯などを挙げ、その使用方法等を陳列棚でPOPで紹介する「知っていますか?衛生用品」と題した提案コーナー例も関心を集めていた。

 ピップも、7月に都内で開いた秋の提案会「ウエルネスフェスタ」の中で、備えておくべき基本の防災グッズを「防災用品」カテゴリーとして紹介した。

介護現場のニーズも取り入れた「傷ケア」カテゴリーを提案(ピップのウエルネスフェスタ) この中では、家具用転倒防止アイテム、非常用持ち出し袋、保存食・非常食・飲料水、そして救急セットなど、ドラッグストアで提案していい商材は意外と多いことが、改めて示された。

 また、「傷ケア」カテゴリーとしては、在宅医療の増加に伴い、手当て材の品揃えと定番コーナー化を提案した。救急絆創膏(治癒促進タイプ、ウレタン不織布タイプ、布・防水タイプ)、殺菌消毒薬、傷当て材、包帯・滅菌ガーゼなどに加え、「床ずれパッド」など在宅現場でのニーズを組み合わせて「傷ケア」提案を行うというもの。ピップでは、傷ケアカテゴリーについても「専門的な品揃えの強化が差別化となり、顧客獲得につながる」とする。

 このほか、ドラッグストアなどでは携帯端末に対応した「充電」関連のコーナーも加えたい。スマホ依存、ヘビーユーザー急増で、電池切れ対応商品の需要が伸びている。今後の高齢社会に向け、生活・健康管理アプリなどでのスマホ活用の活発化も予想されることから、家庭内での充電式乾電池から、携帯端末用の充電関連品も、いざという時に必要になってくる。

高齢者の家庭内事故も増加傾向
 一方、東京都ではシニア世代のヒヤリ・ハットや危害の経験を掘り起こすため、インターネット調査を行ったところ、シニア世代の身の回りには様々な危険が潜んでいることが分かった。階段、台所、ベランダ・庭、浴室、居間、屋外などで、つまづいたり転んだりと、高齢になるとちょっとした不注意が大きなケガにつながってくる。

 足元のつまづきやすいもの、滑りやすいものを取り除き整理整頓を心がけるなど、日頃から周囲の環境を整えることも大事だが、日常生活でこまめに体を動かし、筋力やバランス能力の維持を心がけることも、事故を防ぐための重要なポイントとなる。先のウエルネスフェスタでは「ロコモ対策コーナー」のように、加齢に伴う身体機能低下の不便な悩み、快適生活をサポートする提案にも力を入れることを小売関係者に勧めていた。
薬事日報より

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