2018年6月11日

今、求められる医療機器の『洗浄』とは #2

村上 元(むらかみ はじめ)
職歴

・大手メーカー経営企画部門で新規事業立上げやM&Aを経験
・医療関連サービス事業企業(滅菌サービス、SPDなど) 社長
・日本滅菌業協議会 会長
・(財)医療関連サービス振興会 評議員、理事
・厚生労働省「医療関連サービス検討委員会滅菌消毒部会」 委員

主要資格

(社)日本医療機器学会 会員
医療用具販売及び賃貸管理者
第1種圧力容器取扱作業主任者

医療機器の『洗浄』で押さえる2つのポイント

洗浄をする上で、どういったことが重要なポイントになるのでしょうか?

村上: 医療施設でも、洗浄を行う企業でもそうですが、まず1つ目は、洗浄が確実に行われているかチェックすることです。

① 洗浄後の医療機器は、日本医療機器学会が定めるガイドラインに準拠しているか
② 残留タンパク質テストによる品質確認が洗浄工程で出来ているか
③ 機械洗浄する際は、機械が正常に作動しているかを定期的にチェックしているか
④ 用手洗浄の場合においても、SOPを整備し、従事者がその通りに洗浄を行っているか

これらが出来ていないと、確実に洗浄したとは言うことはできません。

そして、2つ目は、洗浄工程の従事者が感染しないような環境・体制が整っているかということです。

感染防止のためには、正しい知識と、その知識を正しく実践することが必要です。なので、洗浄工程の従事者への、感染管理セミナー等での教育や予防接種が必要です。また、従事者を管理する側も、感染防止に対するきちんとした知識が無ければ、従事者の管理は出来ませんから、管理者の高い知識レベルも求められます。

村上様からみて、鈴与の洗浄管理体制はいかがでしたでしょうか?

村上:非常に素晴らしいものだと思いました。

まず、洗浄の品質管理に関しては、品目ごとのSOPがきちんと整備されており、作業のトレーサビリティがとれているので管理レベルは非常に高いと言えます。

また、洗浄の品質を守るため、機械洗浄においては、月1回の機械チェックを実施し、用手洗浄においては、従事者がマニュアル通り、洗浄を実施できているかをきちんと管理していました。

従事者への感染防止教育の面では、
「なぜ洗浄が必要か」という根本的なことを理解させることから始め、それを理解出来ていないと、作業には入らせないという徹底ぶりや、定期的に感染管理セミナーを実施したり、入退室の時間や服装の管理も行っていました。
さらに、従事者全員への予防接種を実施していましたね。

洗浄というのは、感染防止のために行うものなので、感染防止対策を実施しているということは、洗浄の品質を高めるために必要なことですからね。

前回 今、求められる医療機器の『洗浄』とは #1

次回 今、求められる医療機器の『洗浄』とは #3
※6月18日(火)に更新します!



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担当:福井・大石

鈴与の医療機器修理業・リターナブル洗浄では、医療機器のリターナブル製品の洗浄・消毒・修理などに関する作業を代行いたします。医療機器のリユースに伴う洗浄・消毒・修理に対応いたします。作業はすべて改正薬事法(薬機法)、医療機器における品質マネジメントシステムの国際規格であるISO13485:2016取得済みのセンターで実施するため、ご安心ください。また作業を担当するスタッフはすべて医療機器取扱い経験のある専門スタッフです。鈴与では医療機器のリユース洗浄・消毒・修理だけでなく、保管・輸送などの物流も代行しているため、管理の手間の削減、無駄な横持ちの時間とコストの削減を実現いたします。