ファミマと初の一体型店舗‐調剤薬局ベースに利便性を付加

調剤薬局と医薬品卸間の価格交渉代行・発注決済業務支援などの医薬品ネットワーク事業と、全国に展開する調剤薬局事業を中核とするメディカルシステムネットワーク(本社札幌市、以下メディシス)は1日、コンビニエンスストア大手のファミリーマート(本社東京豊島区、以下ファミマ)と共に、調剤薬局+コンビニ一体型店舗の1号店を都内に開設した。両社は昨年5月に一体型店の展開に関する業務提携契約を締結し、検討を進めてきた。1号店は大型病院の“門前”といえる立地だが、今後は同店を含め様々なケースでの検証によりビジネスモデルを確立し、全国の中小薬局でのフランチャイズ展開につなげていきたい考え。


「ファミリーマート+なの花薬局新宿百人町店」(東京都新宿区百人町2の6の7)は、既存のファミマ店舗を転換した。店舗面積142・15m2(約43坪)、売場面積85 ・8m2(約26坪)、商品アイテム数は約2600(うち第1類を含めた一般用医薬品が約170)。24時間営業だが、処方箋の受け付けおよび一般用医薬品の販売は当面、平日の午前9時から午後6時までで、今後は登録販売者を活用し、医薬品の販売時間を延ばしていく計画。

 近隣には東京山手メディカルセンター(旧社会保険中央総合病院)があり、周辺には処方箋調剤に対応する薬局は10店舗以上ある。こうした中で、医療衛生用品の品揃え充実、健康食品・栄養調整食品・やわらか食品など“食”の部分にも注力し、コンビニの利便性・商品、調剤薬局の持つ専門性・商品を両立させることを目指す。

メディシスの医薬品ネットワーク加盟件数は、2月末現在で1155件(グループ調剤薬局322、一般加盟店833)を数える。一方のファミマでは12年のヒグチ産業を皮切りに、現在まで12社のドラッグストア、調剤薬局との店舗展開に関する提携を行っており、コンビニとの一体型店舗は19店舗となっている。その中でメディシスとは、医薬品ネットワークサービスと、コンビニのFCパッケージを一元化した新たなビジネスモデル構築を目指しての業務提携契約というのが大きな違いで、将来的には全国の調剤薬局へのFC展開を視野に入れる。

 会見で、メディシスの田中義寛常務は、既に先行して始まっている調剤とコンビニ機能を一体化させた業態店との違いについて「あくまで調剤薬局がベースで、そこに(コンビニなど)機能を付加していくということ。また、自社の数店舗で実験をして、しっかりとした仕組みを構築し、水平展開していく。ネットワーク加盟店に向けてもサービス提供していきたい」とする。

さらに「1号店は、言わば門前の中でも“後発”で、仮に調剤薬局単体で出したとすると1日30枚前後かと思う。これがファミマとの連携でどのくらい増えるかも含め、初めての取り組みでもあり、トライ&エラーを繰り返しながら進めたい」とした。今後2号店以降については、門前以外のメディカルモール、地元密着型の薬局で進めたい意向。

 ファミマの本多利範常務執行役員新規事業開発本部長は「早期に1000店舗は作りたい」との抱負を述べると共に、今後はファミマの企業戦略として、地域や生活者に健康をキーワードとしていく重要性を指摘。そして「これまでの調剤一体型店で最も狭い店舗では、15坪で50枚以上受け付けており、物販もレギュラー店舗以上の売上が出ている。ドラッグとの一体型店でも、薬系でないと売れない健康食品がかなり出ているケースもある。引き続き検証を進め、最終的には何坪ならこの品揃えとオペレーションという形で、フォーマットを固めていきたい」と述べた。

 なお、同店は約1カ月前から処方箋応需を除いたプレオープンの形で営業してきたが、以前のコンビニ店に比べ売場面積は20%減少したものの、ほぼ同様の売上で推移し、サポーターやガーゼ・包帯、防水テープなど衛生用品の購入が徐々に増えてきたことから、両社では認知度が高まることでの推移に注目している。

薬事日報より

受付:平日9:00-18:00  担当:福井・大石

  • ISO認証・取得ライセンス一覧
  • 医療・化粧品物流ブログ
  • 医療・化粧品物流用語集
フリーダイヤル 0120-998-094
お気軽にお問い合わせください! 平日 9:00 - 18:00 担当:福井・大石
お問い合わせはこちら
お見積・資料請求はこちら