「在宅や臨床研究を推進」医療法改正で意見書案‐医療部会が大筋了承

 社会保障審議会医療部会は11日、医療法等改正に関する意見書案を大筋でまとめた。適切な医療提供体制を構築するため、医療機能の分化・連携、在宅医療を推進していく考え方を提示。革新的医薬品の開発に必要となる質の高い臨床研究を推進するため、臨床研究中核病院を医療法上に位置づけることも明記した。

 意見書では、医療機能の分化・連携の推進に当たって、地域でそれぞれの医療機関が担っている医療機能の情報を把握し、分析することが必要と指摘。医療機関が病床で担っている医療機能の現状と今後の方向を選択し、病棟単位を基本として都道府県に報告する仕組みを、医療法上の制度として設けるべきとした。

 都道府県で医療サービスの需要に対応できる地域医療提供体制を構築するため、地域医療ビジョンを策定することが必要と指摘。ビジョンは二次医療圏ごとに将来の目指すべき姿を示すものとし、都道府県は医療計画の一部として策定することとすべきとした。2014年度中に病床機能報告制度を開始し、15年度から16年度にかけて策定できるようにすべきとのスケジュールも示した。

 在宅医療の充実も盛り込んだ。地域包括ケアシステムの構築に必要となる在宅医療の提供体制は、都道府県は市町村と協議を行い、適切な圏域を設定し、医療計画の中に在宅医療の提供体制の整備目標を定めることが必要とした。

 また、在宅医療の提供体制を充実させるためには、人材確保・育成を推進する観点から医師、歯科医師、薬剤師、看護師等に対しての在宅医療への参入の動機づけとなるような研修や医療従事者の資質向上のための研修等を実施する必要があるとした。

 一方、臨床研究の推進も位置づけた。日本発の革新的医薬品・医療機器の開発に必要となる質の高い臨床研究を推進するため、国際水準の臨床研究や医師主導治験の中心的役割を担う病院を臨床研究中核病院として医療法上に位置づけるべきとした。具体的には、一定の基準を満たした病院について、厚生労働大臣が社会保障審議会の意見を聞いた上、臨床研究中核病院として承認し、名称を独占する仕組みとすべきとした。

 中核病院をめぐっては、委員から「世界に冠たるものとするためには、質を担保する仕組みを書き込んでほしい」と求める声が出た。

薬事日報より

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