新薬の臨床応用を前倒し‐iPS研究で新工程表

文部科学省は7日、iPS細胞研究の改訂版ロードマップ(工程表)を幹細胞・再生医学戦略作業部会に示した。iPS細胞研究を取り巻く環境が急速に変化したことから、3年前に改訂し、概ね前倒しで進んでいる工程表をさらに見直すことにした。疾患研究や創薬への応用に向けては、5年以内に疾患特異的iPS細胞を活用した新薬等の臨床応用を実現するとし、前回目標の2022年までから2年前倒しで達成する目標を打ち出した。


 

新工程表では、▽初期化メカニズムの解明、安全性の確立▽安全性の高い再生医療用iPS細胞の作製と供給(標準化)▽革新的な幹細胞操作技術による器官産生技術の確立▽疾患研究・創薬のための疾患特異的iPS細胞の作製・評価、バンク構築▽iPS細胞を用いた再生医療研究――の5項目の実施スケジュールを示している。

そのうち、疾患研究・創薬関連では、疾患特異的iPS細胞の標準的樹立法の確立を「完了」とし、「達成済み」として、疾患特異的iPS細胞の立体培養により、高度な病態再現をするヒト立体組織を大脳、小脳、甲状腺などに関して作製できる技術の確立を位置づけた。

その上で、「2年以内」に実施するスケジュールとしては、▽疾患特異的iPS細胞バンクの充実▽分化誘導法の標準化と品質評価法の確立――を目指し、「5年以内」には、疾患特異的iPS細胞の活用による新薬等の臨床応用を実現するとした。前回、最大10年以内とした新薬への臨床応用の実現を2年前倒しで達成する工程表に見直した。

iPS細胞を用いた再生医療のヒトへの臨床研究開始については、網膜色素上皮細胞が理化学研究所でスタート、心筋で前臨床試験をほぼ完了、神経幹細胞、角膜、血小板、視細胞で前臨床試験開始済みなど、順調に工程表が進んでいることが示された。

薬事日報より

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